「紫外線防御」とは
紫外線を浴び過ぎると日焼けして場合にはソバカスやシミを作ります。また、
紫外線の影響が積み重なればシワなどの老化現象も進んできます。
肌にとって百害あって一利なしの紫外線を遮断するのが
紫外線防御機能の日焼け止め化粧品です。
かつてはファンデーションをつけていれば大丈夫だと思われていたのですが、化粧膜の隙間からかなり紫外線が肌に進入することもわかり、
紫外線を遮断できるタイプの微粒子酸化チタンの開発が進み、この十数年で格段に紫外線防御機能は高まっています。
紫外線防御の仕組み
日焼け止め化粧品などを選ぶ基準は?
日焼け止め化粧品やファンデーションを選ぶ基準も明確にされ、
UVB に対しては
SPFという指数が、
UVA には
PA という指数を表記することになっています。
「SPF」とは
SPF とはB 波紫外線を浴びて肌が赤くなる(サンバーン)をどの程度防止できるかという目安の数値です。
例えばSPF10 の製品は、何も塗らなかった場合より10 倍長い時間肌が赤くならず、サンバーンを起こさないで紫外線に当たれる目安になります。
「PA」とは
PA とはA波紫外線によって肌が黒くなる作用の防止効果を測定することにより得られる目安で+〜++++という記号で表されます。(日本独自の指数)
PA + :A波紫外線防御効果があります。
PA ++ :A波紫外線防御効果がかなりあります。
PA +++ :A波紫外線防御効果が非常にあります。
PA ++++:A波紫外線防御効果が極めて高いです。
SPF 数値の目安(日本化粧品工業連合会のHPより引用)
【引用著書】
- プロのためのスキンケアアドバイスの基本:第1章 P44〜45
- ※当コラムはフレグランスジャーナル社/岡部美代治 (著)から特別に許可を頂き、加筆・修正した記事を掲載しています。
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