肌質「脂性肌（オイリースキン）」とは

脂性肌（オイリースキン）とは

脂性肌は皮脂分泌量が過剰で、肌表面に皮脂の脂っぽさが出て、テカリ気味の肌状態です。
キメも皮脂腺が発達しているので開口部にあたる毛穴も大きく開いています。
毛穴と毛穴を結ぶ皮溝も深かったり、途切れがちな場合もあります。

額や鼻を含めた周辺部でそのような特徴は顕著です。
皮脂分泌量が多いので角層の水分蒸発を防ぐのは確かですが、逆にセラミドなどの成分が不足して、角層の構造がきちんとできていないために角層細胞の接着が弱くなるので、剥離が起こり、肌表面がザラザラしたり硬く感じたりすることも多くあります。

脂性肌の肌モデル図

脂性肌のスキンケアで気をつけることは？

スキンケアとしては、皮脂分泌量が多く毛穴が汚れやすいので、毛穴を清潔に保つお手入れをすることです。
洗顔は皮脂分泌量の多い部位をていねいに指で洗います。

お手入れの基本はその日に分泌された皮脂は空気中の汚れも吸着しているので、その日のうちに落とすことです。
その後で、ベタツキがなく保護力の高いスクワランなどの油分補給ができるアイテムを使うと良いです。
さっぱり系の乳液やクリーム、あるいは油分を含む美容液をすすめます。

皮脂分泌を抑える研究もされており、そのような働きをもつ美容成分を配合した製品も良いのです。
テカリやすいところは油分を拭き取る力の強いアルコールが多めの製品や、油分を吸収する働きのある多孔性粉体を配合した製品も良いでしょう。